懐かしい、だけでは終わらない――ブロンディの新しい一枚
ブロンディが2027年2月に新作『High Noon』を発売予定。懐かしい名前から、今の自分で作り続けることを考えます。
懐かしい名前に、新しい知らせ
ブロンディという名前に、昔聴いた音楽や、その頃の景色を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
公式サイトで、新しいスタジオアルバム『High Noon』を2027年2月26日に発売する予定が発表されました。前作『Pollinator』は2017年。先行曲『Spectral Eyes』も公式に案内されています。
ここで紹介するのは、発表を読んで考えたことです。まだ発売前のアルバム全体を聴いた感想ではありません。
過去の名前で、今の作品を作る
公式の紹介では、新作にはロックやパンクに加え、ダンス音楽やラテンのリズムなど、さまざまな要素が含まれ、ジョニー・マーらも参加するとされています。
長く活動している名前を見ると、こちらはつい、知っている時代へ引き戻されます。けれど、その名前で新しい作品を出す人たちは、今の時間を生きています。
ここからは私の受け止め方ですが、懐かしさを入り口にしながら、今はどんなものを作るのだろうと関心を向けられる。その距離感が、長く続く音楽の楽しさの一つなのかもしれません。
続けることは、同じままでいることとは限らない
仕事でも趣味でも、長く続けているものには慣れが生まれます。以前うまくいった方法や、自分らしいと感じるやり方は、大切な財産です。
同時に、時間がたてば、体力や暮らし、関わる人も変わります。前と同じようにできるかだけを基準にすると、続け方を狭めてしまうこともありそうです。
量を減らす。人の力を借りる。新しい道具を試す。続ける形を変えても、好きなことや大切にしたいことまで失うわけではありません。これはバンドの内情を説明するものではなく、ニュースから私自身の仕事や暮らしへ引き寄せて考えたことです。
昔の自分と、今の自分の間に
昔好きだった音楽を聴く時間は、過去を振り返るだけの時間ではないのでしょう。あの頃と同じ曲を、今は違う気持ちで聴く。そうした変化に気付く楽しさもあります。
新作の知らせをきっかけに、以前の曲を聴き直してみる。家族と、どんな音楽を聴いていたか話してみる。新しい曲については、公式サイトの案内から触れてみる。
懐かしいものが、今日の会話を一つ増やしてくれる。それだけでも、音楽が暮らしにある良さを感じられそうです。
昔の一枚を大切にしながら、新しい一枚も待ってみる。過去を懐かしむ気持ちと、これからを楽しみにする気持ちは、一緒に持っていてよいのだと思います。
- Blondie公式サイト|High Noon/Spectral Eyes(2026年10月16日確認/アルバムは2027年2月26日発売予定)
- AP通信/CityNews|Blondie to return with the new album High Noon(2026年10月15日配信/10月16日確認)
※情報の基準日は2026年10月16日です。発売日や内容は変更される場合があります。作品情報と筆者の考察を分けています。歌詞・音源・写真・ジャケット画像は転載していません。
